皆さんは、ソフトバンクのデザリングを使っているでしょうか。複数のiPhoneやiPad、PCなどお使いの端末にデザリング使用をすることがあるのではないでしょうか。
そんなソフトバンクユーザーの方にとって、悲報となる「デザリングオプション」の有料化について説明します。

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ある日、突然来た通知

2018年4月上旬にソフトバンクから悲報ともなるべき通知がDMが送られてきました。
それはソフトバンクのデザリングサービスが6月21日から、有料になるというのです。下記の実際に来た通知の内容を確認してみましょう。
現在、お客様がご加入中の「デザリングオプション」は、2018年6月20日を持って無料期間が終了いたします。2018年6月21日以降は、月額使用料500円(税抜き)がかかりますのでご注意ください。
なお、本オプションの解除をご希望のお客さまはお手続きが必要となります。
なぜ、一体テザリングが有料になるのでしょうか。経緯を確認してみましょう。
テザリングとは
そもそもテザリングとは、スマートフォンなどの通信可能な端末からWi-fiでパソコンや携帯ゲーム機などの端末を接続してインターネットの接続を共有することです。
つまり、スマートフォンの通信で他の端末のネット接続を行うことと同じ意味になります。
そもそもテザリングは無料のオプションで期間が決まっていた
普段何気なく使っていると気がつかないと思いますが、ソフトバンクを含めた大手キャリアのテザリングは有料のオプションでしたが、各社テザリングの無料期間を設定の上、加入者に提供していました。

auはソフトバンクと同じように、テザリングが有料となります。ドコモのテザリングは、テザリングオプションの無料期間を定めずに無料のままとなっています。
通信容量を買っているのにテザリングは有料になるの?
大手キャリアのスマートフォンを利用していて、テザリングなんて当たり前に無料だと思っている人からすると、テザリングが有料になるのは寝耳に水なのではないでしょうか。
では、一体どうしてテザリングが有料となるのか、下記の理由が考えられます。
- スマートフォンの主流がLTE(4G)となり、大容量の通信を必要とされ、通信インフラを考慮して
- そもそもテザリングとしてスマートフォンをアクセスポイントとして利用することができるオプションとしているから
上記のような理由であれば、そもそも有料化であることはわからなくはありません。
ただ、最近主流となった格安スマホの台頭である格安SIMではどうでしょうか。



格安SIMを提供するMVNOでは、ほぼテザリング無料
格安SIMを提供するMVNOでは、テザリングはどうなっているでしょうか。
多くの格安SIMの場合は、テザリングは無料となるケースが多いです。
ソフトバンク回線を利用する格安スマホ・格安SIMを提供するワイモバイルはテザリング無料
少し疑問に思われる方もいると思いますが、格安SIMを提供しているMVNOは、ドコモ、au、ソフトバンクの通信回線を借りてインターネット通信を提供しています。
そして、今回テザリング有料化を発表したソフトバンクの回線を利用している「ワイモバイル」のテザリングは無料です。

ますます格安SIMを提供しているMVNOへMNPをする人が加速!?
今回の大手キャリア(ドコモは未だ無料期間だが)のテザリング有料化は、格安SIMへとシフトするユーザーが多くなるのではないかと思います。
なぜなら、格安SIMの方がはるかに料金体系が個々人に合わせて選ぶことができ、テザリングが無料なMVNOを選んだほうがユーザーにとっては納得できると思われます。