出産を祝ってくれた人に対して、お礼の気持ちを伝える上で出産内祝いのマナーはきちんと抑えるべきお作法です。ただ、自分がマナーを守れているかどうかは意外にわからないものです。
今回は、お返しの想いをきちんと伝える出産内祝いマナーポイントを保存版でお伝えします。
出産内祝いとは
現代の出産内祝いとは、出産祝いを頂いたら貰いっぱなしではなく、お礼としてお返しの品物を贈ることを指します。ただ、本来の内祝いの意味には、お祝いを貰ったからではなく、自分の家でお祝い事があった場合に親しい人へ贈り物をすることの意味があります。
そういった意味を考えると、貰ったから返さなきゃ!ではなく、我が家のお祝い事として「幸せのおすそ分け」として品物を選ぶと楽しい気持ちになってきますね!
出産内祝いのマナーポイント3つ
出産内祝いを贈る場合には、マナーポイントが大きく3つあります。ここでは外してはいけない出産内祝いのマナーポイント3つを紹介していきます。
マナーポイント①:出産内祝いのお返し時期
出産祝いをもらって、出産内祝いを贈るなら出産内祝いのお返し時期を把握しておく必要があります。いつまでにお返しを贈らなければならないでしょうか?
それは、赤ちゃんが生まれて、出産祝いをもらってから1ヶ月以内が理想です。(2ヶ月以内と紹介するケースもあります。)1ヶ月というと、赤ちゃんが生まれて忙しい時期ということもあるので、商品を選ぶのが遅れてしまい、かなりバタバタ選ぶことになってしまう人も多いです。
出産内祝いの商品を選ぶときに気をつけたいポイントの1つに、出産内祝いの商品の中では、発送までに時間がかかることもあるので、早めの準備が必要となる点に注意して下さい。
出産内祝いの商品は、注文をしてから発送までに2週間かかる品物もあります。名入れ商品やオーダーの都度作るような商品は時間がかかりがちです。商品を探す時期と発送までにかかる時間に注意しましょう!
準備が遅れてしまったらどうする?
出産内祝いの商品発送までの準備が遅れてしまったら、注文から発送まで時間がかかりづらい商品を選ぶことが重要です。下記の記事では、早めに贈ることができる出産内祝いの商品や当日発送できる出産内祝いサイトを紹介しています。
出産内祝いを遅れて貰ったら?
中には、出産後すぐのタイミングではなく、少し遅れてから出産祝いを贈られるケースもあります。そういった場合は都度出産内祝い商品を贈ってもらいますが、お返しの時期は、一般的なマナー同様に1ヶ月以内に渡しましょう。
マナーポイント②:出産内祝いの金額はいくら?
出産祝いをもらったら、お返しの金額相場はいくらが良いかマナーを気にするべきです。出産内祝いのお返し金額相場は、貰った金額の「2分の1から3分の1」までが相場です。
それぞれ、お返しをする人別に金額相場を確認して貰いたいですが、近しい人ほど貰った金額の3分の1程度が一般的で、知人や友人など親族より遠い人には、2分の1程度のお返し金額が良いでしょう。
出産祝いで貰った金額が高額ならどうする?
中には、お祝いの気持ちが溢れている人から高額な出産祝いをもらうこともあるかもしれません。そのときに出産内祝いの相場通りにお返しをした方が良いのでしょうか?
高額な出産祝いに対しては、無理をして相場に合わせなくても問題ありません。お祝いをくれた人の気持ちに甘えるぐらいの気持ちで返せる範囲で出産内祝いを贈るようにしましょう!
ある程度裕福な方ならそれなりの品物はもらったことが多いと思いますので、しっかりと気持ちが伝わるような品物を送るといいでしょう。
商品券や現金で返すのはマナー違反?
中には、出産内祝いの品物を選ぶのが煩わしく、商品券や現金で返した方が気楽で良いと思う人もいるかもしれません。ただ、原則として出産内祝いに商品券や現金で返すのはマナー違反です。
マナーポイント③:熨斗の選び方
最後にしっかりと押さえておくべきマナーポイントに「熨斗」があります。熨斗に記載する名入れは命名披露も兼ねていて、お子様の名前を記載するのがマナーです。
一般的な名前であれば、ふりがなは必要ないと思うかもしれませんが、命名披露なのでしっかりふりがなを記載するとなお良いでしょう。表書きは、「出産内祝」か「内祝」で、水引は蝶結びが内祝いの基本のマナーです。
出産内祝いのマナー違反となる注意ポイント
赤ちゃんの写真は親せきなどの親しい人だけに
赤ちゃんが生まれた喜びから、少しでも幸せをおすそ分けしたいからといって、むやみやたらに赤ちゃんの写真が備わった出産内祝いを贈るのは控えたほうが無難です。
友人程度に赤ちゃんの写真付きの贈り物を贈ると、贈られた側はその品物をどう扱っていいのか迷ってしまうかもしれません。
赤ちゃんの写真は親戚などの親しい人だけに贈るようにしましょう!
賞味期限の短いものには注意
出産内祝いを贈る上で賞味期限が短いものは、基本的に贈らないようにしましょう。例えば、在宅していない場合に賞味期限が切れてしまうと、せっかくの出産内祝いを素直に喜ぶことができません。
出産内祝い商品の選び方
ベストは贈る人のライフスタイルに合わせた商品を贈るのがベストです。ただ、一緒に住んでいるわけではないので、その人の趣向が分からない人もたくさんいると思います。そういったケースであれば、カタログギフトもオススメです。
近しい人には写真付きの出産内祝いが喜ばれやすい
出産のイベントでは、赤ちゃんも主人公の一人です。そのため、赤ちゃんの写真付きの出産内祝い商品を贈ると赤ちゃんのお披露目ができて喜ばれることもあるでしょう。
そういった赤ちゃんの写真付き商品の場合は、比較的近しい人(親族など)に選ぶのをオススメします。写真付きの商品は、知人にあげても困ってしまうかも知れません。
友人・知人や職場大人数向けの商品選び方
友人知人や職場の人向けに大量購入される場合は、一般的なお菓子を選ぶのが良いでしょう。
大人数の職場などに向けた出産内祝いであれば、個包装された出産内祝いの品物であれば、小分けして配ることもできるのオススメです。大人数に向けた出産内祝い商品をお探しであれば、下記の記事を参考にしてください。
最近の流行りならインスタ映えも意識
最近はインスタ映えという言葉が流行っています。インスタをやっている人からすると、インスタに投稿できるような出産内祝い商品が貰えると嬉しいものです。
そんなインスタ映えする出産内祝い商品をお探しなら下記記事を参考にしてみてください。
まとめ
出産内祝いのマナーポイント3つをまず押さえましょう。どれも出産内祝いを贈る上では基本的なお作法です。お返しの想いをしっかり伝えるために、失礼のないようにしていきましょう!